岩国寿司の作り方
郷土料理は何世代もの人がつくりつづけて、今に残るもの。 子どもたちにも食べつないでほしい文化です。
縁あって住む土地のこと。 料理一つからでも昔の人の生活に思いをはせることができます。
この寿司型は、家を建ててくれた大工さんが完成のお祝いにつくってくれたものです。 一升のお米を押し寿司にする大きな型枠です。 我が家では毎年大晦日につくり、正月のお客さんに振る舞います。
2011年大晦日の岩国寿司
岩国寿司の木枠を酢で湿らせる
一番下にはらんを引く(家の裏に生えているやつ)
まずは,五合を炊飯器で炊き,すし飯にする
point 1 お米は洗ってざるにあげておく point 2 すし酢は,ばあちゃん御用達のいつものやつに米酢を追加
すし酢の量も5合あたり160ccくらいの多めでじいちゃんごのみの酸っぱ目に
一段目を敷き詰めて「こて」で平にならす
その上に,れんこん(スバスにしておいたもの),しいたけ(こんぶだしと砂糖,みりん,醤油でにつけたもの),錦糸卵,きぬさやをおく
4×3にわけるようにでんぶを目印におく
(これはちょっと大きめだったので,来年は4×4か5×3にしよう)
その上にまたハランをひく
抜きふたで押す
床において,こどもが乗る
(今年は大人がのったのでとっても固くなった)
二段目にまた5合炊いたごはんをすし飯にして,敷き詰める
(二段目はすし飯にごまをまぜて味をかえてみた)
れんこんをびっしりおく
(多分,このれんこんが岩国寿司のメイン)
その上にしいたけをならべる
錦糸卵をおく
でんぶをカットの目印におく
枠のぎりぎりまでいっぱいになる
ふたを押して,枠をひきぬく
立派にできあがり
包丁を酢でぬらして,のこぎりの様にこまかく引きながらきりわける